その1.価値を創造する
企業は自社の強みを活かして、顧客が求める新たな価値を創造していかなければなりません。「価値を創造する(価値創造)」とは単に新しい物を作るという意味ではありません。
それは「伝統を守り続けること」、「商品・サービスを維持し質を上げること」、「顧客ニーズにマッチさせること」、「技術・製品・サービスを組み合わせて新たなソリューションにすること」、「先進的・革新的な技術や製品、サービスを生み出すこと」、「新たなビジネスモデルを創造すること」を意味しています。価値創造は時代のニーズに応えるための飽くなき企業の挑戦なのです。
その2.顧客を創造する
企業は自社の商品・サービスを求める顧客を創造しなければなりません。「顧客を創造する(顧客創造)」は自社の商品・サービスで顧客の悩みを解決し、顧客の期待に応えることができる顧客層を開拓することを意味しています。
それは営業活動だけで実現できることではありません。自社の商品・サービスを求める顧客層にシームレスで提供できるビジネスモデルから考えなければなりません。「顧客創造」は時代の変化に適応しながら自社の価値を求める顧客を開拓し感動させることです。
その3.社会の役に立つ
企業はその活動を通して社会の役に立たなければなりません。素晴らしい経営理念を掲げていても、単に自分たちの利益のみを追求し事業展開している企業は悲しいことです。企業活動は様々な人たちの支えがあって成り立っていることを忘れてはいけません。
自分の利益のみの追求で周囲を利用することは一時的に良くても必ず負のブーメランとなり自分自身に返ってきます。たとえ小さくても自分たちの事業ドメインで三方良しと考えて活動することに価値があります。志を高くしてお互いが良くなることを意識した企業経営は企業を発展させるでしょう。
その4.人を心豊かにする
企業はその活動を通して物だけでなく人を心豊かにしなければなりません。また、その活動は地球に優しくなければなりません。企業の価値創造が顧客(社会)を感動させることは、企業活動を支えている人たちの仕事への遣り甲斐と誇りを高めることになります。
そして、お互いに物心両面で豊かになっていきます。それは企業活動を正のサイクルへと導き、新たな価値を創造し、新たな顧客を創造し、社会の役に立ち、益々発展していくことになるでしょう。