中小企業の経営課題は机上の対応策だけでは上手くいきません。また多くの従来型のコンサルティングは組織が出来上がった大企業向きのポイントソリューションです。
その内容は専門分野に特化し、画一的でテンプレート化されています。どうしても中小企業に当てはめるには限界があり、経営に上手く活かすことができません。何故なら、中小企業の経営は会社全体を俯瞰して見なければならないからです。このようなことから、「社長の相談役」は中小企業の特長を合った会社経営をサポートするサービスの開発と提供を使命としています。
中小企業経営の5つの共通点
中小企業と大企業は全く違うものです。中小企業の経営は人に大きく依存し、社長や幹部社員は仕事を兼務し実務をこなし、仕事の境界も曖昧で、会社は発展途上にあります。言うまでもなく大企業は仕組みが出来上がっており組織的な会社運営です。中小企業の5つの共通点を以下に記述致します。
その1.中小企業の経営課題は成長ステージによって違う
中小企業は「創業期」~「立上げ期」~「足踏み期」~「成長期」~「飛躍期」と発展していきます。
- 「創業期/立上げ期」は売上確保し、損益分岐点をクリアし、会社を軌道に乗せることが重要課題です。(営業活動)
- 創業してようやく経営が軌道に乗ったころから、様々な問題が発生して社長を悩ませます。これが「足踏み期」です。この時期は組織作りと人材育成が重要課題となります。(組織作り/人材確保育成)
- 「成長期/飛躍期」は組織を定着させることと、マーケティング戦略が重要な経営課題になってきます。(組織の定着/マーケティング戦略)
このように経営課題は成長ステージによって違うので、会社の状況に合った課題解決への対応が必要になってきます。
その2.中小企業社長の仕事は多岐にわたっている
中小企業の社長は人が育ち組織が出来るまでは、実務を何でもやらなければなりません。
社長の仕事は「会社の本業(設計・開発・製造・工事‥等)」の他に会社の経営する為に必要な「経営」「市場開拓(マーケティング)」「営業活動」「人事総務」「財務経理」「経営企画」と多岐にわたっています。
そして、社長は経営全体を俯瞰して見ていて、それぞれの役割(実務)を会社全体の経営バランスの中で現実的に対応しながら経営しています。
その3.会社が大きくなると様々な経営課題に対応しなければならない
会社が大きくなってくると、①会社が見えなくなり、②仕事量も増え、③人も増え、④より資金が必要になり、⑤様々な問題が発生し、⑥考える時間もなくなります。
そして、それらが要因となり様々な問題課題が発生し対応に追われるようになります。もし、手を子招いていると会社が回らなくなってきます。これの代表的なタイミングが「足踏み期」です。この時期を「地固め期」と考えて、経営課題に取り組むと会社は次のステージに上がっていきます。
そして、それらが要因となり様々な問題課題が発生し対応に追われるようになります。もし、手を子招いていると会社が回らなくなってきます。これの代表的なタイミングが「足踏み期」です。この時期を「地固め期」と考えて、経営課題に取り組むと会社は次のステージに上がっていきます。
その4.経営は無い無い尽くし、社長の情熱で会社は回っている
中小企業の社長は人もいない、十分な資金もない、ブランドもない‥等の無い無い尽くしの状況で経営をしています。これは原野を鍬と鋤で耕すことのようなものかもしれません。
机上の論理や大農場(大手企業)のやり方を学んだが、何故かピント来ないと思われる社長は多いのではないでしょうか。理由は自社の実情に今は合わないからです。
それらは参考にはなっても中小企業の現状(今の自社の現状)には合わないのです。中小企業は社長はやる気と情熱で、理屈抜きに会社を引っ張ってきているのが現実なのです。しかし、社長の頑張りだけでは限界があるのも事実なのです。
その5.人に仕事がつき、役割は臨機応変で曖昧な組織である
人に仕事がつき(仕事は人に依存し)、組織役割が臨機応変で曖昧なのが中小企業です。人に依存し曖昧だからこそ会社が回ってきました。しかし、ある会社規模を境に動きが重くなり問題が起こりだします。今までのやり方に限界が来たのです。特に「足踏み期」では様々な問題が複雑に絡み合った状態になっています。
こういう場合は専門分野に特化した従来型のポイントコンサルティングではどうしても対処療法となり、本質的な解決策にはなりません。ですから、社長は提案されたにやり方に会社の実態と乖離した違和感を持つのです。
社長の相談役の8つの特長
「社長の相談役®」は中小企業の5つの共通点を踏まえて、社長の抱えている経営課題をサポートするために開発されました。以下に8つの特長を記述します。
その1.机上ではなく、実経験に基づいて開発されている
「社長の相談役」は創業から会社経営全般にわたる実経験で培われたノウハウを体系的に手法化していることがオリジナルで大きな特徴となっていますので、実務的で分かり易く、実践しやすいという定評があります。
その2.社長自身が考え、納得した方策を導くことを基本にしている
「社長の相談役」は社長が直面する問題だけでなく、社長が日頃から思い悩んでいる/迷っている様々なことの相談に対して単なるアドバイスをするだけでなく、ブレーンストーミングをしながら社長の頭をクリアにすることが大事だと考えています。
社長自身が経営課題や問題の対応策を考え、確信さえ持てれば、経営課題や問題は解決の方向に動き出すからです。尚、ブレーンストーミングは社長が考えている(気がついている)ことを整理し、社長の頭をクリアにするのに大変効果的です。
その3.社長が会社の将来像を描くサポートをしている
社長の考えている会社の将来像を見えるようにすることが重要です。不思議なことに社長が将来像を描くと会社は発展していきます。しかし、多くの社長は日々の仕事に追われ、将来像についてじっくりと考えていないのが実情です。
ですから、社長が考える会社の将来像を目指して、戦略的に経営できるようにサポートいたします。尚、「社長の相談役®」は社長が会社の将来像を描くこと、それを実現するための戦略を考えること、そして、ベクトルを共有することが重要であると考えています。
その4.ビジネス(商売)の展開を経営の基本に考えている
中小企業の経営は商売を第一に考えなければなりません。言うまでもなく、大企業のように時間的な余裕がありません。中小企業は自社の価値に気が付いていない会社も多く、良い製品やサービスが眠っています。
中小企業にとり市場開拓は大きなハードルで、営業活動はどうしても成り行き任せになってしまいます。自社の価値を見直し、市場開拓を戦略的に考え、営業活動を行えるように徐々に舵を切っていけるように、社長と一緒に考えていきます。
その5.会社経営を俯瞰した一気通貫の相談アドバイスをおこなっている
中小企業の経営は俯瞰して見る必要がります。部門だけで経営課題を考えても解決しないケースが多く、そういう場合は全体で考えなければなりません。何故なら、経営課題が部門間をまたがっていたり、該当幹部が兼務していたりしているからです。
「社長の相談役®」は市場開拓、営業活動、組織人事、財務経理、企画、経営など一気通貫した会社経営全般を俯瞰した相談アドバイスをおこなっています。
その6.経営実践の中で、経営手法や社長業を自然に学べる
社長業は経験しないとわかりません。社長は手探りで会社経営(社長業)をしながら思い悩み、時には失敗をして経営者として成長していきます。いろいろな人に相談しても、当たり障りのない机上の一般論やこうすべき的べき論でしか答えは返ってこないのが常です。
「社長の相談役®」は実経験から導かれた経営手法ですので、社長が経営を実践する中で遭遇する経営課題をショートカットで解決する助けとなるでしょう。また社長と経営課題を一緒に考える(ブレーンストーミングする)ので社長業のヒントを得ることができるでしょう。
その7.幹部社員の実践養成を支援している
人材を人財というように、人が育たなければ経営は成り立ちません。幹部育成は会社の最も重要な経営課題です。「社長の相談役®」では役員会議/経営会議/幹部会議にオブザーバー参加して、経営幹部/幹部社員/期待する若手社員が会議を通して自然に成長するサポートをしています。
その8.社長の悩みがクリアになる相談相手をしている
社長の頭は会社のことでいっぱいです。社長はいつも悩みを抱えています。しかし、社長の悩みは人に相談しにくいことが多いのです。「社長の相談役®」は社長が悩んでいることの相談や、ふと思いついたことのブレーンストーミング等、社長の相談相手になっています。
追伸
もし、私が事業会社の社長時代に「社長の相談役®」があったら、当時、私が真剣に思い悩んでいたことは半減し、試行錯誤した経営のやり方もショートカットされ、経営スピードは格段に速くなったと思います。
残念ながら過去には戻れません。しかし、今、経営に悩まれている中小企業社長の皆様には私が成功や失敗をしながら手探りで身に着けた経営のエッセンスをお渡しできます。
尚、この「社長の相談役®」が会社経営に奮戦されている社長の皆様の事業への挑戦と継続発展のお役に立ち、夢を実現するお手伝いができれば幸いです。